経営者の視点から考察する企業内保育所のメリット・デメリットとは？ | 大阪/心斎橋の保育園/託児所/一時預かり/夜間可能を探すなら【ひまわりエントラスト】
経営者の視点から考察する企業内保育所のメリット・デメリットとは？
近年、需要が高まりつつある企業内保育所。子どもを持つ従業員がより働きやすい環境にできると同時に、新たな人手確保のチャンスを繋げることにも関わるため、企業規模を問わず、多くの会社が導入を検討しています。
しかし、ここで知っておかなければならないのが企業内保育所に置けるメリットとデメリットです。双方の面を理解したうえで、正しい決断をしなければなりません。
そこで、今回は経営者の視点で企業内保育所のメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
企業内保育所のメリット
まずは、企業内保育所のメリットを解説します。具体的にどのようなメリットがあるのか、以下から見ていきましょう。
企業のイメージアップが可能
企業内保育所のメリットとして、まず挙げられるのが企業のイメージアップが可能な点です。「子ども世帯に理解のある企業」「従業員のために環境を整備できる企業」といったイメージを拡大することができ、社内外からの評判の向上につなげることができます。
近年は、子育て世帯の就業についての問題が深刻であることから、企業内保育所はイメージアップに有効です。
子どもを持つ従業員の離職率を低下できる
子どもを持つ従業員の離職率を低下できるのは、企業内保育所のメリットの一つです。
働くママ・パパにとっては、子どもの預け先は大きな問題です。また、認可保育園は所得に応じて利用金額が高くなるため年収によっては大きな経済的負担となります。認可外保育園に至っては、基本的に高額な費用水準であるため、働きながらの預け先としては現実的ではありません。
企業内に保育所を設けることができれば、「出産した後も働きたい」「育児と仕事を両立させたい」といった従業員のニーズをかなえることにつながり、結果的に離職率の低下を実現することができます。
子どもを持つ人材の確保につながる
子どもを持つ人材の確保につながる点は、企業内保育所のメリットの一つです。
業界や業種を問わず、人手不足が慢性化している現代において、新たな人材の確保は急務と言っても過言ではありません。しかし、子どもを持つ親としては、預け先を見つけるところからハードルが高いため、「働きたいけれど働けない」といったジレンマが生じてしまいます。
企業内保育所を設ければ、上記のような「働きたい親」の背中を後押しし、自社への応募を増やしやすくなるでしょう。スキルの高い親が増えている今、企業内保育所を設けて有能な人材を確保することは、人材確保の戦略において重要でしょう。
企業内保育所のデメリット
企業内保育所にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
具体的にどのようなデメリットがあるのか、以下から見ていきましょう。
環境整備のための負担が大きい
企業内保育所のデメリットとして大きいのが、やはり「環境整備のための負担の大きさ」です。
保育士の人材を確保したり、安全面が配慮されているスペースを完備したりして、企業内保育所としての運営準備を進めていかなければなりません。当然、企業に保育所スペースを確保するだけの余裕が必要ですし、保育士不足が叫ばれている今、自社で働いてくれる人材を探す手間がかかります。
企業内保育所は、簡単に実現しにくいのが難点でしょう。
子どものいない従業員から不満が生じる場合もある
企業内保育所の存在は、いわば福利厚生の一貫であるため、その恩恵を受けられない従業員から反発の声が上がる可能性があります。同じ業務を行う従業員の中で、不公平感が生じてしまうと本人のモチベーションに関わる部分であるため、慎重に判断しなければなりません。
企業内保育所の完備を検討する際には、そもそも社内の人材が賛成であるか反対であるかを確認することも重要でしょう。
経営者が注目したい「企業内保育所の導入」の判断ポイント
経営者視点で企業内保育所の導入を検討する際、いくつか知っておきたい判断ポイントが存在します。
どのようなポイントを抑えたうえで検討すればいいのか、以下を参考にしてみてください。
入所を希望する従業員がどれくらいいるか
企業内保育所の導入を検討する際には、そもそも入所を希望する従業員がどれくらいいるのかを確認しましょう。
また、現時点のみではなく、将来的に「利用していた子どもが小学校に入学して退所する」といった点もふまえて検討することが重要です。
ほとんど利用者がいないにも関わらず、保育士などのコストのみが高くなってしまうと、社内の資金繰りに影響するため注意しましょう。
利用費用は何を基準に設定するのか
企業内保育所を設けるにあたり、利用費用をどうすべきかはきちんと確認しておきましょう。
利用費用は徴収するのか、仮に利用費用を設定するなら何を基準にするのか、一般的な保育園と比べて自社の利用料はどれくらいが妥当なのかなど、利用する従業員のニーズに合うように調整してください。
おわりに
本ページでは、企業内保育所のメリットやデメリットについて、経営者視点でご紹介しました。
企業内保育所の導入は従業員にとっても会社にとってもメリットが大きい一方で、注意すべきデメリットも存在します。
ぜひ今回ご紹介した内容をヒントにしながら、自社への導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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